連敗ストップをかけて、 地元神戸で昨季王者を迎え撃つ
現在、2連敗中のコベルコ神戸スティーラーズは、ノエビアスタジアム神戸で昨シーズンのリーグワンチャンピオンであるクボタスピアーズ船橋・東京ベイと対戦する。S東京ベイは、第3節静岡ブルーレヴズ戦で逆転負け(19-23)、第4節東芝ブレイブルーパス東京戦は20-24で惜敗と、主力の怪我もあり、苦しい戦いを強いられて1勝3敗と黒星が先行しているが、決して侮ることはできない。リーグワンきっての大型FWに、BKにもトライゲッターのWTB木田 晴斗、ロングキックが蹴れて、力強いランが魅力のWTBゲラード・ファンデンヒーファーなど、ボールを持たすと厄介な選手が並ぶ。勝利の鍵となるのは、フィジカルバトルだ。加えて、神戸Sは黒星を喫した2試合ともに幾度となく良いアタックを見せるも最終的に仕留めきれず、相手に流れを渡してしまった。課題であるトライを取り切る“精度”の改善に先週に引き続き取り組んで試合に臨む。互いに連敗から抜け出したい一戦は、拮抗した展開が予想される。(取材日:2024年1月12日)
NO8 ティエナン・コストリー
敗れた2試合は、トライが取れるところでミスが出て取り切ることができなくて、ミスから相手に簡単にスコアを許してしまいました。ただ、システムを崩されてトライを取られたわけではありませんし、ディフェンス突破、ゲインメーターなどアタック面に関してはリーグ上位の数字を残しています。グラウンドに出ている15人が自分の役割を100%遂行して、それぞれが質の高いプレーをすれば結果がついてくると思います。S東京ベイのFWは、大きくて強い選手ばかりです。低くタックルに入って、球出しを遅らせることが重要です。相手を勢いづかせないようにして、自分たちのラグビーをやり切りたい。個人としては役割を全うすることはもちろん、ワークレートの高さを発揮して、チームにエナジーをもたらしたいと思います。応援よろしくお願いします!
WTB 濱野 隼大
昨シーズンはCTBをしていましたが、今シーズンは練習からWTBでプレーすることも多く、前節では「14番」を付けて出場しました。持ち味であるスピードをいかしてトライすることもでき、個人的には手応えを感じることができました。今節はノエビアスタジアム神戸で行われる今シーズン最後の試合です。同スタジアムで行われた第3節は途中出場しましたが、先発では初めて。子供の頃からよく訪れていた会場で、コベルコスティーラーズ(当時)のエスコートキッズとしてピッチに立ったこともあります。両親も見に来てくれますので、思い出深いスタジアムでトライを取ってチームの勝利に貢献したいと思います。
PR 山下 裕史
2008年度に入団以来、怪我を除いて試合メンバーから外れたことがなかったので、これまでの4試合は悔しい思いをしました。「試合に出たい」という一心で自主練習の時間を増やして取り組み、コンディションは過去最高です。連敗している中でメンバー入りし、プレッシャーもありますが、必ず期待に応えたい。僕の仕事はこれまで以上にスクラムを安定させることです。S東京ベイのスクラムは、重いという印象がありますが、神戸のスクラムをしっかり組んで良いボールをBKに提供したい。今シーズン最後のノエビアスタジム神戸での試合です。連敗を阻止することができるようチーム一丸となって頑張ります!
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