雨天が予想される「阪神ダービー」昨季の悔しさを払拭する勝利を
首位の埼玉ワイルドナイツに敗れ、連勝が「4」でストップした神戸スティーラーズは神戸総合運動公園ユニバー記念競技場に花園近鉄ライナーズを迎え撃つ。花園Lは前節で三重ホンダヒートに1点差で敗れて全敗、現在12位と最下位に沈むも、日本代表の監督経験もある向井 昭吾ヘッドコーチは怪我人が復帰してきて、チーム状態は上向きだと話し、ここからの巻き返しを誓う。チームはボールを継続するスタイルを標榜。その中心となるのが、豪州代表110キャップの経験豊富なベテランSHウィル・ゲニアと同じく豪州代表76キャップを誇るSOクウェイド・クーパーだ。さらに、これまで5トライをあげているトライゲッターのWTB木村 朋也も絶好調と侮ることはできない。今季、花園Lとは2度の練習試合を行い、神戸Sが2勝しているが、昨季のリーグワンでの対戦成績は1勝1敗。しかも、1敗は23点差をひっくり返されての逆転負け。今節ではその悔しい記憶を払拭するような圧倒的勝利を収めて、勝ち点「5」を積み上げたい。(取材日:2024年3月22日)
PR具 智元
Honda HEAT(現・三重ホンダヒート)時代を含めて、花園Lとは練習試合でも対戦したことがなく、初めての対戦となります。成績に関係なく勢いに乗ると手強いチームですので、チームとしてやるべきことをしっかり遂行し、僕自身はセットプレーを安定させて、フィールドプレーでもハードワークし勝利に貢献したいと思います。特に今節は雨が予想されています。スクラムが多くなると思いますので、すべてのスクラムに対してプレッシャーをかけていき、攻撃ではミスなく1つ1つのプレーをやり切ることができるようにしていきたい。個人的には、前節、急遽メンバーから外れることになりました。全試合出場を狙っていただけに悔しさはありますが、1試合休んだことでリフレッシュし、コンディションは最高です。皆様に喜んでもらえるようなプレーを見せられるよう頑張ります!
CTBラファエレ ティモシー
昨シーズンの第14節東京SG戦以来の先発出場です。久しぶりにスターティングメンバーに入り、ワクワクしています。しかも、周りはレベルが高い選手ばかり。その中でスタメンを任されたので、試合では自分に与えられた役割を高いレベルで務めて、勝利に貢献できるようなパフォーマンスを発揮したいと思います。チームは今シーズンから体制が変わり、キックを効率的に使い、バランスよく攻撃ができています。また、昨シーズンと比べて、良いディフェンスもできている。個人的にはスピードトレーニングに取り組み、これまでの試合でも成長したところは出せています。スピードにも期待していてください。
WTB濱野 隼大
昨シーズンの第15節は、前半リードして折り返したのですが、後半に逆転トライ&ゴールを奪われて敗戦となり、悔しい思いをしました。今シーズンも順位では神戸の方が上ですが、簡単なゲームになるとは思わず、自分たちのシステムを信じて、1人1人が詳細を丁寧にやっていこうという話をチーム内で共有しています。相手のことよりも自分たちにフォーカスして神戸ラグビーをやり切ります。個人的には6試合ぶりにスタートからの出場となります。第5節で負傷した足も治り、良いパフォーマンスを発揮する準備はできています。持ち味であるスピードある走りでトライを取って観客を沸かせたいと思います。
3月24日(日)14:30KICK OFF NTTリーグワン2023-24第11節
場所:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場
■花園L戦登録メンバー
1 髙尾 時流
2 北出 卓也
3 具 智元
4 ジェラード・カウリートゥイオティ
5 ブロディ・レタリック(共同キャプテン)※ゲームキャプテン
6 今村 陽良
7 アーディ・サベア
8 サウマキ アマナキ
9 中嶋 大希
10 ブリン・ガットランド
11 松永 貫汰
12 ラファエレ ティモシー
13 李 承信
14 濱野 隼大
15 山中 亮平
16 松岡 賢太
17 中島 イシレリ
18 山下 裕史
19 ワイサケ・ララトゥブア
20 ティエナン・コストリー
21 日和佐 篤
22 マイケル・リトル
23 山下 楽平(共同キャプテン)
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