山下 裕史のTL/LOリーグ戦最多出場タイ記録がかかったホストゲーム最終戦。今季の集大成を発揮し勝利を目指す
前節でクボタスピアーズ船橋・東京ベイに敗れ、プレーオフ進出の可能性が消えた神戸スティーラーズ。だが、シーズンが終わったわけでない。リーグ戦残り2試合で勝利を収め、5位でシーズンを終えたいところ。ホストゲーム最終戦で迎え撃つのは、勝ち点「3」差で神戸Sに迫る8位の静岡ブルーレヴズだ。第2節では静岡BRに一時は逆転を許すも、終盤WTB松永のトライで突き放して30-26で辛くも逃げ切った。ここ2試合を見ても、静岡BRは第13節でS東京ベイに24点ものリードを奪われながら、怒涛の追い上げを見せて31-31でドロー。第14節では3位の東京サントリーサンゴリアスを相手に奮闘し、31-31で引き分けるなど、強豪に対して善戦している。スクラムに絶対的な強みを持つ静岡BRとの戦いは、簡単な試合にならないが、今節はリザーブに入るPR山下(裕)が出場すれば、久富 雄一氏が持つTL/LOリーグ戦通算最多出場記録177試合に並ぶことになる。メモリアルな一戦を全力で勝ちに行く。(取材日:2024年4月25日)
PR山下 裕史
静岡BRも神戸Sもプレーオフ進出はなくなりましたが、静岡BRは少しでも上の順位を目指して挑んでくると思いますし、神戸Sも今節を含めて2試合に勝利し、来シーズンに繋げたいという思いがあります。安定したセットプレー、良いアタック、激しいディフェンス。今シーズン取り組んできたことをすべて出し切って、相手を圧倒して2勝したい。特に静岡BRはFWが強く、スクラムで試合の流れを掴もうとしてきますが、神戸Sもそこは譲れないところです。リザーブとしてグラウンドに入ったら、良いスクラムを組んで、チームにエナジーを与えたいですし、持ち味でもあるタックルでも相手を止めていきたい。今節で久富さんの持つ記録に並びますが、そこは意識せずに、いつも通り自分のプレーをして、ノーサイドのホーンを聞いた時、タイ記録になったと実感したいと思います。
LO小瀧 尚弘
第6節横浜E戦以来の試合メンバー入りです。なかなかメンバーに絡むことができず、悔しい思いをしました。その間、これまで以上に力を入れたのは、相手チームのラインアウトの分析です。今節では役割を全うすることはもちろん、コーチ陣から求められているボールキャリーやディフェンスでインパクトあるプレーをしたいですし、ラインアウトでも取り組んできたことを見せられるようにしたい。今節の対戦相手である静岡BRは、スクラム、モールに自信を持っているチームです。セットプレーからの攻撃に対して、FWとしてしっかりプレッシャーをかけて、相手の強みを出させないようにしていきます。
WTB濱野 隼大
静岡BRは個の力が強いという印象です。そこで負けないよう、空いているスペースにボールを運んでトライを取っていきたいですし、ディフェンスでは常にコネクトし続けて相手を自由に走らせないようにしたいと思います。チームはプレーオフ進出がなくなりましたが、これまでやってきたことの集大成を発揮して、残り2試合をしっかり勝ち切ろうと1つになっています。個人的には第11節花園L戦以来の先発出場です。スペースがあれば、どんどんボールを要求してトライに繋げたい。特に今節はホストゲーム最終戦です。これまで応援してくれたSteel Matesと一緒に勝利の喜びを分かち合えるようにします!
4月27日(土)14:30KICK OFF NTTリーグワン2023-24第15節
ホストゲーム最終戦
場所:東大阪市花園ラグビー場
■静岡BR戦登録メンバー
1 髙尾 時流
2 松岡 賢太
3 具 智元
4 小瀧 尚弘
5 ブロディ・レタリック(共同キャプテン)※ゲームキャプテン
6 ワイサケ・ララトゥブア
7 今村 陽良
8 アーディ・サベア
9 日和佐 篤
10 ブリン・ガットランド
11 松永 貫汰
12 ナニ・ラウマペ
13 ラファエレ ティモシー
14 濱野 隼大
15 李 承信
16 北出 卓也
17 山本 幸輝
18 山下 裕史
19 ジェラード・カウリートゥイオティ
20 ティエナン・コストリー
21 小畑 健太郎
22 クイントン・マヒナ
23 山下 楽平(共同キャプテン)
コベルコ神戸スティーラーズ
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