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  • 2025/5/22 19:00
  • コベルコ神戸スティーラーズ

【コベルコ神戸スティーラーズ/NTTリーグワン2024-25PO準決勝に向けて】

連覇を狙う昨季覇者にチャレンジャーとして挑み、ホストゲームの雪辱を誓う

攻撃の起点となるSOガットランド。対戦相手の司令塔はニュージーランド代表56キャップを誇るモウンガ。スーパーラグビーでも幾度となく対戦している。司令塔対決にも注目が集まる。

 

2週続けて対戦することになった静岡ブルーレヴズとのプレーオフ準々決勝は、最終節で劣勢だったスクラムで優位に立ち、相手にやりたいことをさせずにリーグ戦2敗の悔しさを晴らす勝利を飾った。準決勝で対戦するのは、昨季のリーグワン覇者で、リーグ戦1位通過の東芝ブレイブルーパス東京だ。レニーディレクターオブラグビー/ヘッドコーチ(HC)は「リッチー・モウンガ、シャノン・フリゼル(共に元オールブラックス)といったキープレーヤーだけでなく、15人全員が相手にダメージを与えられます。ラインアウトも強みですし、セットプレーは静岡BR戦と同じように重要になってきます。また、相手は素晴らしいアタックをしてきます。我々もスコアする能力は高いですが(93トライでリーグ戦3位、BL東京は110トライでリーグ戦1位)、相手のアタックに対してどう対応していくかが鍵になってきます」とディフェンスをポイントにあげた。

準決勝は、準々決勝と先発、リザーブともに全く同じメンバーで臨む。

「今季初めて2週続けて同じメンバーとなりました。力強いメンバーで自信を持って送り出すことができます」とレニーHC。

BL東京は1週間の試合のない期間を経て、体を休めた上で準決勝に臨むことになるが、共同キャプテンのレタリックは

「BL東京はプレーオフの経験が豊富ですが、我々はリーグワン以降初のプレーオフの舞台です。準々決勝でプレーオフのラグビーを経験できたことも良かったですし、24-20に迫られた中でディフェンスをし、勝ち切ることができて自信も得られました」とプレーオフの戦いを1試合経験して準決勝に臨めることはチームにとってプラスだと語る。

今季、神戸SはBL東京と2度対戦し2敗を喫している。リーグワン以降は、昨季第13節の引き分け(40-40)を挟んで5連敗中だ。しかも、ホストゲームとして行われた第14節では11トライを奪われて28-73とトップリーグ時代を通じてチーム史上ワースト失点による大敗となった。

「前回の対戦ではアタックはいい形できていましたが、ディフェンスに関してはタックルの精度が低かったですし、コネクションも良くなかった。BL東京にはラインブレイクできる選手が多いので、相手にしっかりプレッシャーをかけながら、スペースを奪っていけるようにしていきたい。セットプレー、ディフェンス、アタック、すべてにおいてプレッシャーをかけていき、最大限のパフォーマンスをして、チームとしてBL東京がいつもの力を出せないようにしていきたい」とレニーHCは意気込んだ。

レタリックは

「ブレイクダウンで激しくプレーし、テンポよくボールを出させないようにしたい。アタックでは自分たちがボールを持っている時にどれだけ精度高くプレーできるかも重要です。全員が勝ちたい気持ちを全面に出して、アグレッシブにハングリーにプレーしていきます」と気合を込める。

チームとしてホストゲームで味わったあの悔しさは忘れてはいない。神戸Sが屈辱を果たす時が来た。(取材日:2025年5月22日)

オンラインで行われた会見に臨むレニーHCと共同キャプテンのレタリック。

 

ジェラード・カウリートゥイオティ

「BL東京はセットプレーが安定していますし、フォワードはフィジカルが強く、バックスには仕留め切る能力が高い選手が揃っています。前回の対戦では簡単にラインブレイクを許して多くのトライを奪われてしまって、ディフェンスという課題が出ました。前回の対戦からディフェンス面を修正し、チームは準決勝に向けて良い準備ができています。第14節での大敗は、間違いなく準決勝を戦う上でモチベーションになっていますので、今週準備してきたことを試合で出すだけです。その中で私の役割はラインアウトの安定と、攻守でフィジカルの強さを発揮すること。一発勝負のプレーオフで勝ち切るために重要なことはグラウンドに立つ全員が自分の役割を遂行し、目の前の一瞬一瞬を勝ち続けられるかだと思います。チームとして最大限のパフォーマンスをして勝利をもぎ取ることができるよう頑張ります」

今季、大活躍し、プレーオフ進出の立役者の一人である。2021年にブルーズで優勝を経験し、2021-22シーズンに神戸Sへ。NPC、スーパーラグビーを含めて、自身にとって5度目のPOという。「失うものは何もありません。全力を尽くすだけです!」と気合。

 

ブリン・ガットランド

「第14節は間違いなくディフェンス面が課題として出ました。我々はアタックを強みに持ち、どこと対戦してもスコアできるチームですが、守り切れなかったら意味がありません。ただ、あの時は組織として崩されたというよりも、個人のタックルミスなどで簡単にトライを取られてしまって、体をもっとバチバチ当ててアグレッシブにタックルにいかなくてはいけませんでした。あの試合からマインドセットを含めて個人のタックルは改善していますし、チームとしてもこの試合に向けてディフェンス面も、アタック面に関しても良い準備ができています。静岡BRとの準々決勝を勝利できて準決勝に進み、そこでもう一度BL東京と試合ができることにワクワクしています。個人的にもリッチー(・モウンガ)とマッチアップすることは楽しみですが、彼を意識し過ぎずにチームの中で自分の役割を全うした上でチームとしてもリッチーにも勝ちたいと思います。スティールメイツの皆さんの応援というサポートがあったから、ここまで来ることができました。準決勝もぜひ皆様の大きなご声援をよろしくお願いします」

プレシーズンに膝を負傷し第5節から復帰。以来、神戸Sの攻撃のタクトを振り続けている。正確なキック、パスでラインを動かし、チャンスがあれば自ら仕掛ける。POの経験も豊富なガットランドがチームを勝利に牽引する。

 

松永 貫汰

「前回の対戦となった第14節は73点を取られての敗戦とチームとして一番悔しい試合になりました。今度は絶対にそうならないようにしないといけません。BL東京にはバックスに強いランナーがいるので個人のディフェンスではなく、コミュニケーションを取って組織として守っていけるようにしないといけませんし、この部分に関してはあの試合以降随分と良くなっています。僕が入団してからBL東京に勝ったことがないですし、兄が所属していることもあり、BL東京戦は個人として特別な気持ちがあります。これまでの借りをプレーオフで返したい。BL東京はハードワークするチームなので、神戸Sもそれに負けないようハードワークして、我慢比べのような展開になると思いますが、最後は勝って終わりたい。一人ひとりが1対1の局面で勝っていって、最終的に決勝に進めるように頑張ります」

今季は第17節を除く、リーグ戦17試合に出場。トライも自身最多となる11トライをマークした。兄の拓朗が所属するBL東京戦には4度出場し、これまで勝ち星をあげることができず悔しさを感じている。プレーオフ準決勝という大一番で「今度こそ勝利を」と意気込む。

 

5月24日(土)14:05KICK OFF NTTリーグワン2024-25プレーオフトーナメント準決勝
会場:秩父宮ラグビー場

 

■BL東京戦登録メンバー
1髙尾 時流
2北出 卓也
3山下 裕史
4ジェラード・カウリートゥイオティ
5ブロディ・レタリック(共同キャプテン)
6ワイサケ・ララトゥブア
7ヴィリー・ポトヒエッター
8サウマキ アマナキ
9日和佐 篤
10ブリン・ガットランド
11松永 貫汰
12ティモシー・ラファエレ
13マイケル・リトル
14植田 和磨
15李 承信(共同キャプテン)
16松岡 賢太
17カウヴァカ・カイヴェラタ
18渡邉 隆之19小瀧 尚弘
20ソロモネ・フナキ
21中嶋 大希
22タリロトゥ・ファカトゥロロ
23イノケ・ブルア

 

※プレーオフ準決勝情報

※チケット情報

 

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