「楽しく働ける職場を作る」キャリアリンクで見つかる仕事とよろこび
「すべての人に働くよろこびを」をスローガンに掲げる人材サービス事業のキャリアリンク株式会社(本社:東京都新宿区)。自治体の事務やコールセンター業務を中心に業務プロセスを一貫して引き受ける。キャリアリンクで働くスタッフがよろこびを得られるために心がけることは。同社の神戸BPOセンター担当課長狩野紘一さんに聞いた。
キャリアリンクが持つBPOの強み
キャリアリンクは1996年に設立。1997年から事務職や経理、コールセンターへの派遣を開始。1999年からは有料職業紹介事業許可を取得し、紹介事業を開始した。全国20の拠点があり、約1300件の企業や自治体(2022年3月時点) にスタッフを派遣している。
神戸BPOセンターは兵庫県周辺の受託案件や登録スタッフの管理などを行う拠点であると同時に、コールセンター業務の職場でもある。
BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)は業務プロセスの一部を外部の専門業者に委託することで、業務の企画・設計、マニュアル作成から実施・運用まで一括して任せられる。委託業者は自社の人員を基幹業務へ集中させ、委託可能な業務を専門スタッフに任せることで、コストの削減やサービスの質の向上が見込める。受託者は専門性を生かし、業務の流れを上流から策定し、仕組みとスタッフを提供する。
国は2006年に公共サービス改革法を施行し、地方公共団体の窓口業務や総務業務の民間委託を推進している。同社は官公庁や地方自治体のBPOを強みとし、自治体の窓口対応やマイナンバーカード申請手続きに関する事務手続きなどを多く引き受けてきた。
神戸BPOセンターで描ける多様なキャリア
同社で働く面白さはどこにあるのだろうか。狩野さんによれば「能動的にチャレンジできるところ」だという。
BPOは業務プロセスの企画から受託する。委託先の困りごとを解決するために自分達で新しいアイデアを出し、常に改善を重ねマニュアルや日々の仕事に反映。迅速に効率的な業務プロセスを構築・運用し、継続取引する事業者を増やしてきた。そのような環境だからこそ「提案や改善が好きな人と一緒に働きたい」と話す。
神戸BPOセンターには多様な仕事が集まる。雇用形態は派遣社員やパート・アルバイトなど。派遣先に正社員として入社することを視野に入れた紹介予定派遣もある。
勤務時間もさまざまだ。週5日のフルタイム、早番・遅番といったシフト制、週3日程度の勤務など、働く人がライフスタイルや就業時間、扶養内の就労、時給といった希望に合わせた選択ができる。
事業とともにフロアも拡大。2021年に開設した当初は4階のみだったが、案件の増加に伴い7階にも増床し合計73席に整備。休憩室も広がり、より快適な就業環境になった。着実に信頼と実績を重ねている同センターでは、共に働くスタッフを募集している。「増床して休憩室も広くなったことですし、もっと仕事を紹介できるよう営業を頑張らないと」と狩野さんは声を弾ませた。
未経験でも安心。充実の研修制度
事務職やコールセンター未経験者でも安心して働けるよう、登録者向けの研修もある。
無料のeラーニングにはコールセンター講座とパソコン講座がある。コールセンター講座では仕事内容や目的、就業時の基本ルールから、言葉遣いや会話のテクニックといったコールセンター業務の基礎、クレーム対応を防ぐ電話応対や謝罪、質問の仕方など詳細に学べる。経験者がスキルアップを目指せる、マネジメントやリーダーシップについて学ぶスーパーバイザー(SV)講座も用意。
パソコン講座ではタイピングの基本からWindowsやExcelなどソフトの使い方が学べる。ビジネス文書の作成方法や、関数の使い方、データ分析の方法など、これまでにパソコンを使った事務の経験がなくてもスキルを身につけられるようサポートする。
より高いスキルを身につけたい人のキャリア形成も支援。希望者は同社が提携する資格スクールや英会話教室を優待価格で受講できる。
働きやすさを実現するのは研修制度だけではない。狩野さんは「社員も登録スタッフも一緒に働く仲間。楽しく働ける環境を作りたい」と語る。月に1度の面談や日頃の会話を通して仕事の悩みを気軽に打ち明けられる。日頃からのあいさつを大切にしているのはもちろんのこと、「ときにはくだらない話をして笑いあっています」と目を細める。
嫌な思いで働く人を生まない。狩野さんの決意
狩野さんは「仕事は楽しむもの、楽しいものに変えるもの」という成澤素明社長の言葉に共感しキャリアリンクへの入社を決めた。
日々の仕事で心がけるのは「職場に来るのが嫌だな、と思う人を生まない環境づくり」だ。
BPOセンターを訪れる登録スタッフと社員の距離が遠くならないよう、日頃から明るくあいさつしたり話しかけたり、声をかけやすい雰囲気を作っている。休憩時間にはたわいもない話をすることもある。月に1度、社員とスタッフとの面談の時間を設け、仕事やキャリアについての悩みを聞く。仕事がなかなか覚えられない、自分では無理なのではないかと不安なスタッフにも寄り添う。
委託業者とスタッフをつなぐのも狩野さんらの務めだ。トラブルやクレーム対応でスタッフだけでは抱えきれないことがあれば、自ら現場にでることも。「仕事には辛いこともある。でも感謝の言葉やあなたと話して楽しかったという言葉を聞いて、よろこびを得られるのも仕事の醍醐味。これからも楽しく仕事ができるような環境づくりに励みたいです」と語る。
日々複雑化し変化する社会に対応するため、「会社は日々新しいことに挑戦している」と狩野さん。「コールセンターや事務の経験がある人はもちろん、新しい仕事に挑戦してみたいという人もぜひ一緒に働きましょう」と呼びかけている。
気になったのであれば、まずは気軽に派遣登録を。
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